理事長所信

一般社団法人 総社青年会議所
第58代理事長 妹尾 悠司

〜やってみせ 言って聞かせて させてみせ 褒めてやらねば 人は動かじ〜

はじめに

 私は、一般社団法人 総社青年会議所 2024年度理事長として、故郷を深く愛する気持ちを胸に秘めております。私たちの故郷は、豊かな自然と温かいコミュニティーが共存する特別な場所だと感じ、この美しい土地を守り発展させる責任を担っております。同時に行政と連携し様々な活動を通じて、若い世代に故郷への誇りと愛を伝える事も大切だと考えております。私たちは環境への配慮も忘れてはなりません。美しい自然を守り持続可能な開発を推進する事で、未来を担う世代に美しい故郷を引き継いで参らなければなりません。総社青年会議所のメンバーとして私たちは力を一つにして、努力を惜しまず故郷への愛を行動に変えていきます。そして、地域社会に貢献し、共に成長し、未来に希望を築く為、共に力を合わせて邁進して参りましょう。

まちづくりとひとづくり

 私は、倉敷市真備町で生まれ育ちました。まだ、記憶に新しい平成30年7月豪雨で被災をしました。真備町、総社市でも多くの方々が不自由な生活を余儀なくされていたと思います。発災当日、私は子供が幼い事から自宅での垂直避難をする事にしました。その結果、2階まで浸水し屋根へ非難する事を余儀なくされました。夜が明けるにつれて辺りを見渡すと一面、泥水で覆いつくした現状を目の当たりにしました。このまま水位が上がるとどうなるのだろうと思った矢先、一隻の手漕ボートが救出に来てくれました。救出に来てくれたのは、総社青年会議所のメンバーでした。自身にも危険を及ぼしかねない状況化においても、行動を起こす勇気と人を助ける決断力を持ったメンバーに心から感謝をして今もなお誇りに思います。「今、誰の為に、何が出来るのか、そして、何をするべきか。」という高い志を持ち行動に移せた人たちが、私たちの身近なところにいました。月日が流れようと、人が人を思う気持ちは変わってはなりません。時代の流れと共に、その気持ちが徐々に薄れていき、何を目標にすれば良いのか分からない社会において、そんな時代だからこそ、青年会議所という学び舎で自分に今何が必要か、今何が足りていないかを見つめ直す必要があると思います。先ずは自身の成長に努め、そして、地域のリーダーとなる人材を育成し、これからの未来を担う子供たちの目標となるよう共に邁進して参りましょう。これから先、地域の方々が誇れる故郷を創造し、日々限りある時間を無駄にする事なく過ごしていきましょう。メンバー各々が成長をする事で、我々の目指す明るい豊かな故郷に近づくと思います。その思いを具現化し伝えていく事が総社青年会議所の学びと魅力だと考えております。そして子供たちが夢を持って過ごせる、そんな素晴らしいコミュニティーを創造して参りましょう。

総務広報と会員拡大

 青年会議所を運営する上で、必要不可欠なのが総務広報と会員拡大です。この二つは会社や他団体にも言える事だと考えております。どのような事業計画を立案しても、開催するまでに予算や日程、内容を精査する会議等を行わなければ素晴らしい事業には至りません。そして、何より人材が必要不可欠です。どちらか一つでも欠ければ組織として成り立ちません。

 総社青年会議所を組織として運営する上で、継続事業については継承と変革を精査し、今後行う事業や予算を想定する等、様々な課題があるのです。我々が行っている運動や活動は自己満足になっていないか、本当に地域社会が求めている事なのかを見極める必要があります。さらには、財政面を見直す事により円滑な運営が出来、より強固な組織運営に繋がると考えております。

 多様性な世の中になり、様々な手法を用いた広報を目にしますが、行った事を載せるのは誰にでも出来ると思います。我々が、どの様な目的を持ち運動や活動を行っているのかを、多くの人にしっかりと伝え、総社青年会議所を知ってもらい、そして、共感してもらう事が青年会議所としての広報活動だと考えております。

 青年会議所は40歳で必ず卒業を迎えます。故に、青年会議所を存続させるには会員拡大が永久事業になります。どのようにして総社青年会議所の魅力を伝え、どのようにして会員を増やすかは、時代によって変化すると考えます。今の時代に何が適合しているのかをしっかりと見極め、相手に我々の目的と信念、そして、総社青年会議所の魅力を伝える事が大切だと思います。個々が成長し、周りの人が憧れる存在になる事で自ずと会員拡大に繋がり、総社青年会議所がさらに発展していくと考えます。

さいごに

私は、総社青年会議所に入会してから様々な事を学びました。それは、運動や活動を通じてだけではなく、人を思いやる心、故郷を愛する気持ち、そして、命を救う覚悟であります。この気持ちを持ち続け高い志を胸に総社青年会議所メンバー一同、邁進して参りますので、皆様には、多大なるご理解とご協力をお願い申し上げます。

一般社団法人 総社青年会議所 2024 年度 基本資料

スローガン

~やってみせ 言って聞かせて させてみせ 褒めてやらねば 人は動かじ~

1.基本理念

会員一同が切磋琢磨し、共に助け合い、誰一人かける事なく、個々の成長に繋げ、明るい豊かなまちの創造を目指し運動並びに活動を行う

2.基本方針

  1. 組織の円滑な運営を行う為の総務と目的を正確に伝える広報
  2. 誰もが誇れるまちを創造するまちづくり
  3. 未来を担う若者が夢を描ける青少年の健全育成
  4. 高い志を持ち続ける会員の育成と永久事業の会員拡大

3.事業概要

  1. 葉山初日の出参拝式の開催
  2. 第50回総社市民まつり“雪舟フェスタ”への参画・運営
  3. 青少年の健全育成事業の開催
  4. 会員拡大室の運営並びに拡大会議の開催
  5. 一般財団 SKYM音楽振興財団の事務局運営
  6. その他方針に準ずる事業

4.会議の開催

  1. 総会 年 3 回(1 月・8 月・12 月)
  2. 理事会 年 13 回
  3. 例会 年 12 回